先輩就農者からの一言

伊那市に就農した先輩農業者から、応援メッセージをいただきました。
参考になるアドバイスが満載です。

藤綱 史樹さん

就農年月 H24年4月

高遠町 山室

長野県

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■ 品目(規模)

ブロッコリー 10a、中玉トマト 400本、ズッキーニ 10a、水稲 38a、そば 28a

■ 販売先

JA出荷・直売場

就農の動機(きっかけは?)

人は食べることが基本。その主な食物は米。 米作りが農業の基本だとの思いから米農家になろう!

就農までの道のり

長野県里親制度で上田市塩田での研修を経て、JA上伊那インターン研修で上伊那の農業を学ぶと共に農地の確保を行い、一年間準備をして就農しました。

苦労した点

住居探しが最大の苦労でした。 借家が見つからず購入するに至りました。

後輩へのアドバイス

自分が農業にまい進するのは当り前で、それ以前に地域に深く根付くことが最も大切なことだと思います。 地域で農業ができる生活ができることに感謝し、恩返しとして農業以外の地域貢献をして欲しいと思います。

大塚 治男さん・礼子さん

就農年月 H19年4月

高遠町 (山室)

東京都

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■ 品目(規模)

夏秋雨よけ大玉トマト(10a)、春ブロッコリー・ズッキーニ(20a)、水稲(40a) 

■ 販売先

JA出荷・直売場、通信販売

就農の動機(きっかけは?)

定年退職後に農業を家業とした田舎暮らしの希望があり、連休のたびに国内各地を見て回っていたった。現就農場所(山室)に出会い思いが膨らみ予定を切り上げて翌年退職し移住を決意した。実家は反対していたが、妻の同意が大きかった。

就農までの道のり

2004年、長野県に旅行した時、迷って高遠山室地区へたどりついた。豊かな農村風景に心を奪われ、大手機器メーカーでの管理職を辞め、移住しようと決めた。移住に向け、全寮制の長野県農業大学校へ1年間入学。平日は学校で実習し、週末は山室の育苗施設に泊まり込み、農作業を学んだ。

苦労した点

何も知らない0からのスタートなので、戸惑いと不安の塊。とにかく全て「真似」する、次は「なぜ」、その次は「自分流」を求めている。分からないことを見つけるのに苦労した。見つけることが出来れば解決できる。 地元とのふれあいを積極的に求め、地域に溶け込むことを最優先にし、独りよがりではなく地域の一員として認められれば、あとは頑張るだけ!

後輩へのアドバイス

まず始めよう、出来るだけ早いうちに! 苦労と頑張りは必ず楽しさと遣り甲斐に変わっていきます。家族と地域を大切に!! 私は、高遠の山室地区で自分の経営の他に農事組合法人山室の代表をしています。 中山間農業は厳しいですが、工夫次第で面白く遣り甲斐ある農業が出来ます。 是非興味がある方は、見学、体験大歓迎ですので伊那市を通してご連絡下さい。 新規就農希望者にはゼロスタートで研修から制度の利用等、農事組合法人山室が支援します。

米本 真之さん・宗美さん

就農年月 H28年4月

伊那市 西箕輪

真之さん:千葉県 宗美さん:熊本県

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■ 品目(規模)

品目(規模) リンゴ(197a)

■ 販売先

JA出荷 個人販売

就農の動機(きっかけは?)

もともと二人とも外で体を動かして働くのが好きだったこともあり、夫婦でワーキングホリデービザを使いオーストラリアに滞在中、リンゴ農園で働きました。その農園でリンゴ作りの面白さを知ったことや、農業という仕事が自分達に合っていると気づいたこと、沢山の人がリンゴを気楽に食べるようになって欲しいと思い、就農を決意しました。

就農までの道のり

新規就農里親研修で伊那市の里親さんのもと、二年間研修を行いました。  研修中は里親農家さんが許す限り、他の農家さんでも研修をし、若手農業者の勉強会などに参加し、リンゴ栽培や機械操作、農薬、肥培管理等の基礎を学びました。  研修中に空いている農地を探し、就農しました。

苦労した点

はじめは借りられる農地がなかなか見つからず苦労しました。住居も研修中は集合住宅だったので、作業するスペースが十分に確保できませんでした。

後輩へのアドバイス

農業はやりがいのある仕事ですが、気候に左右されるなど苦しい面もたくさんあります。大切なのは農業が自分の性格に合っていること、農産物を売って生活を成り立たせていくこと、また農地を守ることで地域の環境を守っていくという覚悟を持つことです。

宮下 日志クマルパヒムさん・英子さん

就農年月 H24年8月

伊那市西春近

夫:ネパール  妻:長野県

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■ 品目(規模)

野菜 アスパラ(27a)、 白ネギ(50a) など

■ 販売先

JA、直売

就農の動機(きっかけは?)

自分で何か始めたいと思い、実家(ネパール)で農業には馴染みがあった為。

就農までの道のり

JA菜園での半年間の研修を経て就農。

苦労した点

ほとんど素人で、「植えてみよう」で始めた為、全てが初めてで、全てがビックリ。

後輩へのアドバイス

農業は、農作物を作るだけが仕事なのではなく、経営、販売も行わなければなりません。夏は暑く、冬は寒く、天候に左右される仕事ですが、蒔いたり植えたりしたものが青々と畑に育つ姿を見ると、この仕事をしていて良かったな…と思えます。

林 俊哉さん・敏恵さん

就農年月 H24年7月

伊那市西箕輪

伊那市

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■ 品目(規模)

トルコギキョウ(50a)、 ブロッコリー(40a)

■ 販売先

JA出荷・直売場

就農の動機(きっかけは?)

もともと農地が在りただ管理している状態の時、トルコギキョウと出会い、栽培したいと思ったから。

就農までの道のり

ビニールハウス集め、農業機械集め。→ GO

苦労した点

ビニールハウス作り。計画通りの栽培ができない(病気や災害)

後輩へのアドバイス

・大変なとき、辛いとき、楽しんでやる事が大事。 ・農業機械整備など、何でも自分で出来るようにした方がいい。 ・出来るだけ初期投資を抑える。