先輩就農者からの一言
伊那市に就農した先輩農業者から、応援メッセージをいただきました。
参考になるアドバイスが満載です。
松本 竜司さん
就農年月 H21年5月
長野県伊那市狐島
石川県
■ 品目(規模)
野菜/ブロッコリー(110a)、アスパラガス(17a)、白ねぎ(15a)、ズッキーニ(4a)、など
■ 販売先
JA・地元直売・個人販売等
就農の動機(きっかけは?)
実家は兼業農家。子どもの頃から農作業の手伝いを通じて、農作物を育てる楽しさや自分が手がけた農作物に安心感やおいしさを感じていました。 信大農学部卒業後、北海道で農業者を支援する仕事をしているうちに、自らが農業に就くことによって、農村景観を維持し安心でおいしい農産物を提供したいという気持ちが強くなり、脱サラして妻の実家のある伊那市に就農しました。
就農までの道のり
JA上伊那で行っているインターン研修を利用して、伊那市の気候・風土に合った野菜の作り方や農業機械の操作方法を研修、同時に農地の確保に努めました。一年間の準備期間を経て、就農しました。
苦労した点
当初、十分な農地の確保が出来ずに苦労しました。現在、農地は確保されているものの9ヶ所に点在しており、ほ場間の移動が大変です。 荒廃農地を整備して耕作してきましたが、雑草が多く、除草作業で苦労しています。
後輩へのアドバイス
荒廃農地はあちこちに見られますが、すぐに借りられるものではありません。貸してくれる方も人柄を見ているため、まず、地域にとけ込むことが大事ではないでしょうか? 伊那市は二つのアルプスに囲まれた自然豊かな土地柄に加え、面倒見の良い農家の先輩方や関係機関の方がたくさんいます。分からないことや困ったことがあっても親身になって対応してくださるので、日頃から積極的に地域に関わっていくことが結果的に自立への近道になるかと思います。